伏見の隠れた名所【墨染寺】別名:桜寺
4月上旬には桜が咲き誇る墨染寺(ぼくせんじ)
別名:桜寺と呼ばれるほどで、伏見の隠れた名所です。
874年、清和天皇の勅願を受けた太政大臣・藤原良長が貞観寺(じょうかんじ)を創建した後、安土桃山時代には豊臣秀吉が土地を寄進し、大僧都・日秀上人が日蓮宗・墨染桜寺(ぼくせんおうじ)として再興したと言われています。江戸時代に現在の場所へ移されました。
境内には墨染(すみぞめ)の地名の由来となった墨染桜(すみぞめざくら)が植えられております。
この桜は平安時代に、太政大臣の藤原昭宣公が葬られた際、その死を嘆き悲しんだ歌人の上野峰雄が「深草の 野辺の桜し心あらば 今年ばかりは 墨染に咲け」と詠んだところ、墨染寺に咲いていた桜が喪に服するかのように薄墨に咲いたといわれています。
その墨染桜が地域の人から「桜寺」とよばれる由来です。
桜寺と大きな扁額にかかれています!
本堂の横に鬼子母神堂には、伝教大師御作と伝わる安産成就・子育成就の子安愛敬鬼子母神像が安置されております。
境内はこじんまりとしていますが、桜が咲く4月にくるとすごく綺麗なんだろうなと感じました。
お寺情報
住所…京都市伏見区墨染町741
参拝時間…8時から17時
参拝料…無料
TEL…075-642-2675
電車…京阪「墨染」駅より約3分
近鉄「伏見」駅より約10分
バス…市バス「下町」より約2分
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